子どもの行列

住宅街を突っ切って通勤していて、
毎朝、小学生の登校班と一緒になる。


10数人の小学生が、高学年のお姉さんを先頭に、
あとは小さい順に並んで歩いて、
ひと班に一人、旗を持った大人が付き添う。


小学校に付き添うと、あっちからひと班、こっちからひと班。
集まってきて、合流する。
学校が近づくにつれて、子どもの密度は濃くなっていって、
最後はみんな、一つの敷地に吸い込まれていく。


息苦しくないのかな、と思ったり、
列から離れて歩く子を目で追ってみたり。


それと大人の旗当番。
当番制なんだろう。お母さんだけじゃなくお父さんもいる。
これから仕事に行く格好の人もいる。


みんな決まった時間に決まったルートで。
毎朝変わらず、一日の始まり。