世の中は仕事で溢れている。

仕事の中で、人のお仕事探しの手伝いみたいなこともしている。


特別な技術、経験、資格とかがない人で、ある程度年齢がいった人だと、
清掃とか警備とか、そういう身体を動かす仕事はどうですか、ということになる。


こういう風に勧めるのがパターン化してきて、思ったこと。
警備や清掃って安易にいうけれど、誰でもできる仕事だろうか?
ほかの選択肢もあるんじゃないのか?


街中を見渡す。至るところに仕事をしている人がいる。
いかにもなバリバリのキャリアマンは言うまでもなく、コンビニに入ったら店員さん、
職場の建物にはお掃除のおばちゃん、車いすを押しているヘルパーさん。


警備や清掃だって、一口に言っても色んな種類がある。
オフィスビルの警備ならきちっと制服を着て入口に立つ。
駐車場なら敷地の中を動き回って、大きな声で誘導をする。
掃除の仕事は、商業施設ならトイレの掃除もしなきゃならない。
マンションだったら、ごみ捨てや住人の人との挨拶も仕事のうち。


世の中は仕事で溢れている。
わたしが仕事をしていない時間も、誰かの仕事で支えられている。
それに、わたしは都会の近くにいるからサービス業ばかりが目に付くけれど、
わたしが食べるもの、着るものを作っているのだって誰かの仕事だ。


だからもっともっと頭を柔らかく、その人にあった仕事を見つけられるといい。